新妻聖子さんのやわらかな腹筋

こんにちは。さらです!


先日の東京新聞に掲載されていたミュージカル女優 新妻聖子さんの腹筋についてのコラムが
とてもすてきだったので、ご紹介です。
まずはこちらのツイッターへのリンクから、ご覧ください↓

特に後半(下段)の内容は構造的にもその通りすぎて
やはり活躍なさっているプロの方はご自分の身体のことがよく分かっていらっしゃるんだなぁ!と
改めて知る機会になりました^^

私のブログでも過去にいくつか、呼吸と腹筋の関係について書いていますが
新妻さんの記事と絡めて簡単に書くと、以下のことが言えると思います。

(鉤括弧内は記事からの引用です)

◯「歌う時はインナーマッスルや腰回りの全体の筋肉で」
→声を出すときに必要なのは息が継続して吐かれること
 呼気のために横隔膜が上昇する助けになるのは腹部の内臓がお尻から上昇してくること(参照①

 その際に発動してほしい筋肉は骨盤底筋群や腰回りの腹部の深めの筋肉(参照②


◯「瞬時にたくさんの空気を取り込み」
→鍛えられた腹筋=シックスパック として認識されているのは腹直筋(参照③
 これらは肋骨まわりと骨盤(恥骨)をつなぎ強力に働くものの、解除が難しい(参照④
 そのため、瞬時に吸気をしっかりとる際には解除しやすい腰回りの筋肉をより効率的に使いたい

◯「腹筋運動で手に入る筋肉と『歌筋』は別物」
→いわゆる”腹筋運動”で鍛えられるのは腹直筋
 歌のための筋肉は多数あり、上記骨盤底筋群・腹部インナーマッスルだけでなく
 舌まわり・首まわりの筋肉、声帯まわりの筋肉、胸郭まわりの筋肉、脚部インナーマッスルなど
 多くの身体の構造が複合的に関連している
    ↓
その意味で、新妻さんが書かれているように「感覚に個人差」があり
(筋感覚の感じ方自体に個人差や思い込みなどが含まれています)
複合的であるからこそ、「自分で見つけ出す」ものだとおっしゃっているのかなと感じました。
(その他、腹筋群で簡単にまとめた記事がこちらです)


ですが、自分で見つけるのって結構大変ですよね。
巷で出回っているハウツーや伝統的に正しいとされてきたことに
構造的に合致しないことや、教えている人が自分の感覚を誤って認識していたりすることがありますし
自分自身も、身体の使い方や考えの方向性について視界が狭くなっていたりすることもあります。
そういう時に、アレクサンダー・テクニークは本当に役に立つと思います。
全身のバランスのスタートになる頭と脊椎との関係を良くすることでパフォーマンスの実現がしやすくなりますし
先生は微細な動きから実際に身体で起きていることや意図していることを観察し
望みの実現のために必要かなと思える提案を多方面からします。
「魔法のスイッチ」を見つけるお手伝い、ですね(o^^o)

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。