減点方式をやめて加点方式を採用しよう!

こんにちは!さらです。

先日、師事する先生のヴォーカルレッスンクラスの、年に1度のおさらい会がありました。
毎年のことながら本番の演奏ではできなかったことばかりで、やり直せるならやり直したいことばかりで…!
でも実は私、今とても満足感が高いんです。スッキリしています。(決してやけっぱちではないですよw)
本当ならもう穴を掘って隠れたいくらいの出来だったのに、数え始めたら1,000個くらい直したいところがありそうなのに
なぜでしょう?

それが今日のタイトルです^^

アレクサンダー・テクニークを学ぶ中で、レッスン中に自分についても他のトレーニーさんにも
教師陣がしつこいほど(笑)言うのは「何をしようとしたか」「実際に何が起きたか」「起きたことを認識しているか」
みたいなことです。
自分のやることに自覚的でいること、その結果起きたことに今までとどんな違いがあったかを知ること、
その起きたことを客観的に認めること、そういったことを日々習慣化していきます。

これがなぜ必要なことなのでしょうか?

多くの「真面目に」「一所懸命」物事に取り組む人は、「結果」を「減点方式」で採点します。
「このピッチが正確じゃなかった」「この表現は不正解かも」「あそこでこんな間違いが…!」「あれはもっとこうできたはず」てきに
できなかったこと・間違ったことばかり探して100点満点からどんどん引いていきます。
結果、総合点マイナス!なんてことも、多いのでは?

ストイックにより良いものを目指して、高みを目指して、それに足りないことを知るのはとても大切です。
ですが、上記のような減点方式は2つのポイントが不足しているんです。
・あなたが何をしたか
・うまくいったことは何だったのか

取り組むべきことから逃げずに取り組み続けたということ、取り組んでいる過程にやったこと、その取り組んだ細かな内容…
その中で全てが失敗だったはず、ないですよね?
例えば私の先日のおさらい会だと、
本番に立ったし(帰ることもできました)遅刻しなかったしMCはそこそこ盛り上がったし息は吸えたし声は出たし、
マイク落とさなかったし曲は最後までうたったし歌詞は間違えなかったし、
本番前に決めていたこれだけは意識し続けたいポイント3つはずっと頭の片隅にあったし、
失敗したことを悔やみながら演奏しなかったし、先生の伴奏がめちゃかっこいいことが聞こえてました。

このできたことの何倍もできなかったことはあるけど、
でもやろうとしたこともやったこともできたことも、こんなにある!
そして終わった後も、自分が本番中に何を考え、何を意識し、何が意識から抜けていたか、
思い返して再考して、次に生かす材料集めができるような自分の観察が以前よりはできていました。

全てを加点方式に、とは言わないまでも
実際にやったこと・起きたことを、練習でも本番でも毎回意識することはダメ出し習慣よりもちょう建設的です。
だって、自分の今を認め、かつこの後の自分の余白を知ることができるから^^
習慣になると更に上達がはやくなると思います。


ぜひ今日の練習から、おためしあれー

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。