呼吸のアイディア(腹部編①)
こんにちはーさらです。
今日は体幹から呼吸を考えてみたいと思います。
上体の内側は、大きく胸腔(肺のあるあたり)と腹腔(お腹の内臓のあたり)の2つに分けられて
その2つを隔ててピストンのように上下するのが横隔膜です。
なんだ!当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、
この胸腔と腹腔の2つは特徴が異なる、というのが今回みていきたいところです。
横から見るとこんな感じですね↓
体幹の二大空隙 だそうです。
ではまず胸腔から。
肺は、横隔膜が下がって内側が陰圧になると空気が入り、
吐き出す時はその逆のことが起きます。
その際肋骨も上下に動いて胸郭の容量を変化させているので
吸気の時:横隔膜が下がる&胸郭が大きくなる
呼吸の時:横隔膜が上がる&胸郭が狭くなる
→肺は「呼吸により形も容積も変わる」容器だということです。
この点はどなたも何となく普段から認識があると思います。
そして腹腔ですが、ひょっとするとこっちは新鮮な事実かもしれません(o^^o)
まず結論:腹腔部分は容積が変わりません。
イメージとしては、でっかい水風船が腹部に入っている感じ、でしょうか。
そして、横隔膜が上下するので、「容積は変えずに形と位置を変えている」ということになります。
水風船が少し形を変えながら、
息を吸う時は下(骨盤のあたりでは下斜め後ろ)に下がって骨盤の奥の方に格納されて
吐くと上に戻ってきます。
この時、骨盤底筋群という、動きの感じられない筋肉が弾力的に上下のお手伝いをしてくれています。
ただ上から押されてつぶれてるわけではないんですね。
あまり普段感じられませんが、上下によってお尻の方までくっと臓器群が入ってきます。
内臓の後ろの壁は腰椎と筋肉群なので、
腰椎から仙骨・尾骨の形に沿ってするする動いている、という雰囲気かなと思っています。
今回はぜひこの上下の動きをイメージしてみてください(o^^o)
これをもとに、次回は腹筋って呼吸にどんな影響をしているの?ということを
考えてみたいと思います。
0コメント