「力を抜く」って、何をすることなの?

こんにちはー。さらです。


前回脱力の話を書いていて、あぁそういえばプロのアーティストさんで

「力を抜けば簡単に歌えるんですよ」みたいな言い方をなさる方は多いなぁと思ったので

今日は「力を抜いて歌うって?」ということを書いてみます。


発声を試行錯誤する中で、"現時点で"私が気付いていることは

・部分によっては力が抜けていることは必要
ということです。 

最初の話に戻るのですが、「力を抜く」って、「どこの」力を抜くんでしょうか?それは脱力でしょうか?


ここ、結構重要なポイントだと思います。

人それぞれ、歌う際に力を(必要以上に)使っている部分は異なり、

私の場合ここしばらくで自分について気付いたのは、舌・背中(胸骨周辺)・軟口蓋 です。

人によってはお腹まわりだったり股関節だったり肩周りだったり、するかもしれませんね。


この、同じ「声を出す」「歌う」ことであっても人によってやっていることが全然違う というのはミソです。

例えば私は歌うときに腹筋を使う習慣がもともと少なく、息を吐くときの動きを背中の真ん中の方に代行させていました。

パワフルに働いてほしいのは骨盤底筋群&腹筋群で、背中はそれに付随して動いていてほしいです。

周りでよく見かけるのは、顎まわりの筋肉を強く働かせて口をひらいているとか、肩や腕を上に持ち上げながらうたうとか、脚の動きが少ない、などで、

これらも完全な脱力は必要ありませんが、声帯筋のバランスのために働くべき筋肉に仕事をしてほしかったり、胸郭やのどまわりを大きく自由に使うために取捨選択をしたかったり、呼吸の安定や腹筋の使いやすさのために稼働してほしかったりするものだと思います。


マッピングを丁寧に更新して眺めていくことは、自分のやっていることに繊細に柔軟になっていくことだと、

私は感じています。

何かをするときに無意識に自分がセットにしていた「何か」に気付いて、それがどのくらい必要なのかを検討して、より合理的な使い方をしたい。

そういうことが、「力を抜く」ということの詳細なんじゃないかなーと、思っています☆


まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。