気に入っているキーボードの配置
こんにちは。さらです。
最近身体の構造の話を書いていなかったので、
今日は私の気に入っている、PCキーボードの使い方と手の構造について、書いてみようと思います。
これがベストかどうかはものすごく検討中なのですが、
入社1年目から少しずつ自分なりに改良してきたキーボードの位置が、腕や手の構造からいっても悪くないと考えているので
その理由をシェアしてみたいなーと。
説明するより見て頂く方が早いかなと思うので、デスクがこういう状態です、という写真を↓
(ごちゃっとしたあれやこれやは無視してくださいね!笑)
見切れてるところに肘パッドが置いてあって、肘より手が少し高い位置でキーボードやトラックパッドを使用する状態になっています。
私は入社以降9割以上の期間、PCを使った仕事がメインで過ごしてきたので
デスクでいかに自分が快適にキーボードが使えるかに力をいれてきたつもりです。
で、その結果、手のひらと前腕が向き合う方向に手関節が少し屈曲している方が指が使いやすい、ということに気付いて
結果上の写真のような状態になっていきました。
その使いやすさの構造的な理由について、
まず自分の手で下の写真のように手関節(手首のところ)を動かしてみて頂きたいと思います!(その時に、指はなるべく自然な状態にしておいてください)
手首を手の甲側に反らせた時に、指が自動的に曲がりませんでしたか?
これはテノデーシス・アクションという作用なのですが、
ざっくり言うと
手の指を曲げる筋肉(前腕の上部から手のひら側を通って指まで伸びています)の長さが相対的に短いために
手関節を手の甲側に曲げる(背屈させる)と、力を抜いた状態での筋肉の長さが足りなくなって
指を曲げるために筋肉を収縮させなくても指が曲がっちゃう作用 という感じです。
なので、手が甲側に反った状態になっていると基本的には指は曲がっている状態が自然、ということになります。
キーボード上で遠めのボタンを押す際なんかに、
手関節が背屈している状態は手のひら側に屈曲している状態に比べると
指を「伸ばすための筋肉」を沢山使用することになりそうですね。
じゃあ腕を浮かせて打てばいいじゃないか、といことも考えられるのですが、
そうすると今度は腕全体を持ち上げる筋肉をずっと使うことになるので、多分めっちゃ疲れます。
あと、私のような使い方だと実は肘に腕の重みをほぼお任せすることになってちょっと痛いので、
どうしてもクッションは必要です。
なので、↓こういうキーボードがやはり理にかなっているなーと思います。
(私自身は、PC環境とキー配置の好み問題でこれは使っていないのですが)
さて。パソコンなんて普段使わないし!という皆さんに朗報です!!
手関節が大きく背屈していると指の動きに影響があるということは、ピアノほか指を使う楽器でも同じことがいえますね(o^^o)
自分とピアノとの位置関係や楽器の構え方を、手や指のことからも考えることができます。
色々、普段の生活から演奏のことまで、ひとつの機能で遊べますよー。という、お話でした。
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