「高い音」は高くない?(身体編)
こんにちはー。さらです!
高音を歌うときに「高い」という考えを違う方向から考えてみたいブログその②
今日は身体編です。
「高い」の時に思うイメージを別の方向にしてみたらどうでしょうっていう話が前回だったのですが
じゃあ身体ではどんなことが起きているか観察してみるのはどうでょう?というのが今日のお話です。
まず前提ですが、何かをする時の身体の使い方や意図や動きそのものは人それぞれ異なるので
万人に共通する傾向はあまり多くありません。
(だからアレクサンダーの先生みたいに個人個人の動きを見てくれる人がいるのはすてきです!)
あと最初から高音に抵抗のない人だっていますしね^^
これは私が自分や周りを見ていて思っていることとして読んで頂きたいのですが
さて高音だぞー とか、ここの音はぶら下がりやすいって言われたから頑張らなきゃ
みたいになっている時って
声を出すことにあまり関係ない身体のパーツを、「上に」持ち上げていたりします。
例えば、肩とか首or頭とか胸郭とか。
ほんのちょっと背伸びをしていたり。
それから背中を反ったり頭を後ろ上に引いたり(これはめっちゃ私です!)。
あと一見上方向ではないですが、骨盤を前方に押し出したりきゅっと脇をしめたり。
逆に楽にしないと!って思って身体をゆすってみたりとか背筋を伸ばしてみたりとか。
どうでしょうか?
歌っているときの自分を思い返してなんとなく、あー思い当たる、みたいなことがあるかもしれません。
(自分で録画してみたり鏡で見てみてもいいかもしれませんね(o^^o)
さら的に、これらはさして「声を出す」ことには協力的ではないのに、はっと気付くとやっている動きです。
声帯のコントロールとは別の部分を無意識に代わりに動かすことで
「やろうとしてる感」を得ているのかな、と。
レーシング系のテレビゲームが大大大の苦手な私が、
曲がりたい方向にコントローラーごと腕を持っていくのと似てると思います。
「高い」って思うと身体の大きくて動かしやすい部分もそれについて行きたくなるのですが
基本的に欲しいのは、声帯まわりや口の中や息がコントロールできることです。
どちらかというと身体の内側で起こしたい動きですね。
じゃあ身体の全体像としてはどう意図していたいか。
これは今今の私がふと気付いた時に思い出してやりやすいことなのですが、
自分の楽な姿勢で立つこと。(これならできそうな気がする!)
そしてそのこと自体が、いつもの身長でいつもの私でいることが、緊張を手放して自分自身の声を自由に放ってあげる助けになるって思うんです。
もちろんピッチが上がれば声帯にも呼吸にもパワーは必要でしょう。
が、そのパワーはいつもの私でも引き出してくれるものなんじゃないかなと。
もし今までの動きを自覚的に選んでいてうまくいっていて痛みや苦しさがなければ、全然!そのままでいいです(o^^o)
今日は、自分が歌っている時にどういう動きをしているか時々俯瞰してみて、
それが高音のために必要そうな動きか検討しつつ、
試しにやっている何かを手放してみる遊びをしてみると発見があるかも?ということを書きたかったです。
(あと腕や首を上にあげるのは声と関係ないよってことも)。
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