矛盾にOKをだしてあげる

こんにちはーさらです!

ここ数日で、「私が」理解したり体感したことの大切さをいくつか書きました。 
その思考の流れの中で、その時に使えたり納得できれば
単体で取り出した場合にどれかとどれかに矛盾があってもOKなのかもしれない と思ったので
今日はそのことを書き出してみようと思います。

「矛盾」って悪いことのような気がしています。
語源からすると、うそつき!考えなし!ってなりますよね。
(韓非子の、どんな盾も突き通す矛とどんな矛も防ぐ盾の話です)。
人と話していて辻褄の合わないことが出てくると、この人は信用できないかもしれない…!と感じるのは
普通のことだろうと思います。

私自身、他人の言っていたことを割と覚えていて、あれ?こないだと矛盾するけど無自覚に嘘ついてるのかな?
と、いぶかしむことが往々にしてあります。
あと、自分が場の流れのために小さな嘘をついたりすると、小さいが故にうっかり忘れて後からちょっとピンチになったり(笑)することも時々あります。 
そんなこんなで色々気になってしまうので、自分の発言には矛盾がないようにいつもどこか気を張ってしまいます。

もちろん嘘や辻褄の合わない言動はおススメしません!
(悪意ある嘘はよくないですね)。
ですが、その場その場の相手の求めることに適合して、相手が納得して受け取ってくれたのなら
矛盾かもしれないけどこの発言はOKだな、と思えることが最近ふえてきました。

例えば、長い間外的な要因で悩みを抱えている人の相談に乗ったとき。
要因が取り除けないとずっと同じようなシチュエーションで悩みを抱え続けることになります。
で、構造だけ取り出せば答えは1点に帰結するとしても、抱えた本人にとって事はそんな単純じゃなかったり。

同じような出来事でもその時その時で相手の認識も受け止め方が違う、ということが分かっているので
今日はこういう見方に変えてみるのはどう?とか、その悩ましさのポイントはここだね!とか
相談に対する私の返事も毎回同じではありません。

多分、私なりの返答の中で出してきた複数の言葉の中には、矛盾した回答が含まれているかもしれません。

でも今日の相手と明日の相手は異なるものです。
それは体調のせいかもしれないしお天気のせいかもしれないし、ひょっとしたらさっき食べたお昼ご飯のせいかもしれません。

とにかく、相手の見方も受け取り方も変化を続けている。
その時に私が渡したい言葉は、相手に見つけてほしいポイントを前方に見据えた
「今の」相手に受け取りやすい言葉・方向性なんじゃないかなと思うんです。


相手が自分の中で消化した時って
動きや目や声のトーンや、あらゆるもので「それいいね!」を見せてくれます。

私の言葉はこないだと同じかもしれないし、違うかもしれない。
矛盾をはらんだものかもしれない。私の意図とはベクトルが違うかもしれない。
ただ、相手のものとして生かせるのならどれでもOKなんじゃないかな、と。

数学だって、矛盾しないことを証明できないって定理があるくらいですからw
不完全性定理…でしたっけ?
私の言葉なんぞ矛盾しても大丈夫♪(信用にかかわらなければね!)

人生に全く同じことなんて2度起きないから、自分についても人についても考えのバリエーションをたくさん持ってフルに使おう。
私が動き続けながら、相手の動きに向き合ってみよう。

そんな感じで、毎日真摯に向かっていくのはどうだろう?と思った今日でした(o^^o)

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。