閑話休題?【やめて待ってみる実験】

こんにちは、さらです^^
今日は先日お友達が話していた内容がとても興味深かったので、
そのことについて書きながら考えてみようと思いました。

そのお友達は関心を持ったことに対していつも素直に向かっていき、自由かつ丁寧に取り組む人で
もともといたジャンルから範囲を広げてみることも、全く新しい世界に挑戦してみることもすっとできる、素敵な方です。
そんな彼女が、「私、今やっているものを一度全部やめてみようと思うの」と話し始めました。

いわく、
どれもやりたいと思って、興味があって、選んできた。
だけどやりたいことを始めると、やりたいが故にどれもやめられなくなってくる。
精査するタイミングを逸してしまう。
そして複数の人が関わる場合は、一緒に取り組む人との関係やそれに付随する様々な事情によって
次の目標・新しい挑戦に向かうよりも現状を持続すること・守ることが目的になることがある ということに引っかかりがある。
また、レッスンのようなものの場合は次回までのタイムリミットがあるので、
そこまでに成果として何らかの形にする必要があるしそうしたいと思う。
でもそうすると、長期的な挑戦や広く浅くのインプット・ざっくばらんな自分の中の情報収集がしづらくなる。
新しいことのためには、ひたすらストックする時間も必要だと思う。
それで、今回は一度選んできたもの全部をストップにして、
ひとりの環境でその瞬間にやりたくなったことを、その時にやることにしようと思った。
そうすることで、これから何が起きるのか、何がしたくなるのかを楽しみに待ってみようと思う。
というような話でした。

私、すごくかっこいいと思いました!
特に最後のところが^^
何が起こるか・何を思うか・何を見出すか、予測することをやめて、起こることを「楽しみに」待ってる。

それって壮大な実験だね!と返したら、
そう!実験!と楽しそうに笑っていました。

高名なアレクサンダー・テクニーク教師であるトミー・トンプソン先生は
「定義を保留する」ということをクラスでいつも話してくれます。
(トミーのワークは素晴らしくて、色んな先生・生徒がブログに書いていますのでぜひ探してみてください!)
定義の保留とは文字通り、定義づけすることを一旦置いといてみることで
私の中ではあらゆることについて、答えを出す前にそのままを受け止めること とか、いつも新しいものとして見つめること という風に解釈していたのですが
楽しみに待っている っていうのも、広い意味で「定義を保留する」に入るのかも?と感じました。

子供の頃は、この後何が起きるか全く予想せずに動き始めることってままあったと思うんです。
大人になった今、自分の事で先を見据えずにいることってどのくらいあるだろうかと。

未来に向かって選びとっていくことももちろん大事で、いつもそうしていたいなとも思いますし
その過程で、次の自分がやってくるまでわくわくして待つという実験の時間を持つ、というのもきっと素敵なんだろうな
そう思いました(o^^o)

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。