生徒専用のカスタムレッスンが効果的なわけ

こんにちは。さらです。

先生や先輩、指導者が教える方法は「正解」でしょうか?
という話を今日は考えてみたいと思います。

先生的な存在は、教えるプロだと思います。
が、ちょっと念頭においておきたいことがあって、

それは果たしてその先生はカスタマイズもプロだろうか?という点なんです。

先生と私は身体的条件も経験してきたことも全く異なる別の人です。
別ということは、先生には先生の、私には私にも、それぞれ別の成功する方法・過程があるはずなんです。
違う条件に同じ要素を注入して、解が同じになる場合はかなり稀であろうことは、
ちょっと考えたら気付きますよね。

もし万が一、この練習1つでどんな発声も思いのまま!みたいな方法論があるなら
それはものすごい真実で、多分出てきた瞬間に世界中のこれまでのメソッド全てが淘汰されてるでしょう(笑

それが現実的じゃない(少なくとも現時点では現実に起きていない)ということはつまり、
先生が教えてくれる内容は私のためにカスタマイズされている必要がある
定型的なカリキュラム化された方法ではなさそうということになるわけです。

ただ、世の先生ジャンルのかなりの場合、
自分がうまくいった道やある程度カリキュラム化されたものを生徒さんにも当てはめる傾向があります。
そのやり方が生徒カスタムとしてよりベターかは考えずに、
「正しいやり方はこれだから、この練習をやってください」的に教えていたりするんですね。
そうすると、うまくいかなかった場合故障した場合は生徒の力不足、という事になってしまいまうのでは?
(有効でなかったやり方を教えたのは先生なのに)。

もちろん、先生には様々な生徒さんへのレッスンで積み重ねた知見や経験値があります。

その中で取捨選択による指導ができているから生徒さんが来ていますし。
ですが、プレイヤーとしての実績やメソッド・ご本人の知名度、マーケティングなどにより
うまくいかなくても生徒さんは来続けている・新しい生徒さんは来るような場合もままある という場合も念頭に置いておくといいかもしれません。


生徒さん自身に合った、うまくいく方法を探し、提案する。
それが「先生」の本来の役割なのでは?
という視点で考えると、
型やメソッド、カリキュラム、経験のみでの指導から少し離れた指導が必要だと思います。
(そうすると、うまくいった場合は生徒さんの力、有効でないのは先生の力量、ということになりますね)。

それに近いのがアレクサンダー・テクニークを使った指導・提案だと、私は思っています。


その人がやりたいこと・望んでいることに対して論理的に必要な動きや考えを提案するので
カリキュラム化もなければいつでもフルカスタムのレッスンになります。
自分にフィットしたものが選べるなら生徒さんは嬉しいですし、
それで生徒さんが成長したりたくさんの喜びを見いだせれば先生も嬉しいですよね。

ATに「型」的なものがあるとしたら、それはいつも生徒さんのやりたいことが起点、ということでしょうか。

生徒さんから見ると、有効か分からない「正解」をその通りやるより
自分のやりたいこと、到達したいポイントに向かって有効な方法を先生と一緒に選んでいく
その方が実は、行きたい場所への近道だったりします(o^^o)

思う発声をストレスなく出したい!みたいな「自分の望み」を適切にかなえていくのに
アレクサンダー・テクニークを使ってみませんか?

先生に教わった通りにやってもうまくいかない という生徒さん
生徒さんとの関係性や生徒さんの成長・変化に悩みのある先生、
どちらのお悩みにも、レッスン承ります。
sourire727@outlook.jp

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。