息と響きの質の関係性

こんにちは。さらです!

前回キャシーが来日した時にも腕(肩)を無自覚に押し下げてうたっていることを指摘されている私ですが
今回もやはり、構造的により合理的と考えられるより下に向かっていっていると言われました。
そのレッスンから改めて理解したことを、今日はシェアしたいと思います。

あくまで平均的な骨格においてですが、鎖骨のスタート(胸鎖関節)よりも肩(肩鎖関節)は高い位置にある傾向にあります。
必ずしもそうではない人もいるので注意が必要ですが、私の場合日常からこの2点がほぼ同じ高さにあり
キャシーの目で見ても、私の身体の本来の構造より押し下げて見えるとのこと
いくつかエクササイズや演奏時の意図についてアイディアをもらいました。

で、実際、その無自覚で不要な押し下げを解除すると、うたう時の響きが圧倒的に変わるんですね。

私個人の感覚としては、この腕モンダイによって劇的に呼吸が楽になった!とか息が吐きやすくなった!とかはあまりなく
逆に(?)特に背中側の肋骨や胸椎を押し下げる動きがより明確に感じられて
構造的に優位な骨格や動きを意図した結果、普段無意識に「何を」していたかを実感する形になったのですが
同時に響きがいつもとは全然ちがうことが耳で分かってしまったので
つまりは呼吸がより合理的になったんだろうということが逆算できました。

というのも、腕は肋骨の上に大小様々な筋肉によってはりついていて、一緒に動いています。
(試しに肩甲骨・鎖骨にくっついている筋肉を調べてみてください(o^^o)
その「腕」を押し下げるということは肋骨の動きを阻害する→呼吸に余分な力が必要になるわけです。

又、息を吐く時に脊椎は若干伸びあがるような動きがありますし、呼気は上に上がって行くので、その動きとも逆行しますね。
私のように背中側を押し下げがちな場合、ついでに胸椎の自然なカーブとも方向性が合いません。

そして声を出すのに必須のものの1つが、呼気です。
その呼気が効率的であれば、より少ないパワー・少ない筋肉の緊張で息が声帯に当たるということになるので
声帯にぶつかる時点で効果的、更に、身体自体のバランスが効率的なので全身が響きやすい ということになるんだと思います。

なので、私の場合は腕のお邪魔をちょっと横に置いておいてみたら響きが良くなった
ということですね。

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。