話が通じない!イラっ!とする時の処方箋

こんにちは。さらです!

話が合わない人って、いますよね。
合わないならまだしも全然噛み合わなくてびっくりするような人に今までたくさん出合ってきました。

例えば強烈だったのは
会社でプロジェクトを立ち上げていて、メンバー全員が時間をかけてA~Cのプランについて話し合い
それぞれ異なる意見があることも踏まえた上で、当社としてはAプランで進行しましょう と決めた打合せの最後で
あるメンバーが「Aプラン!OK!やりましょう!ところで自分は競合他社でBプランもやりますね♪」と言い出し
他の全員があっけにとられる
みたいな場面に遭遇したことがあって(実際は仕事ではなくプライベートでのことを比喩的に書いています)


今も笑えない話として仲間内では半ば封印された記憶になっています。
だって、当社の利益のためにAプロジェクトを詰めているのに、メンバーが突然その情報を持って競合他社に協力すると言い出す
しかもAプロジェクトには当然参加するものと思ってる とか、ちょっと私の思考では辻褄が合わないんです(苦笑

でも本人は全く問題だと思っていないんですね。
面白い!(全然面白くないけどw

当時、大人が日本語という共通の言語を使っていてどうして外国語以上に通じないなんてことが起きるのか!?
とびっくりしたのですが
最近、いくつか理解のアップデートがありました。

これ、どうも噛み合わないとかそりが合わない人との関係で使えるアイディアだと思うのですが
(前提として、「良い」とか「悪い」とかの価値判断は抜きにして、かつ鍵カッコは比喩、という条件でこの下を読んで下さいね)
まずその相手は、同じ「国」の人ではありません。
同じ国で同じ言語だと思うから混乱が生じるんです。
特に島国日本(しかも昭和)に生まれた私としては、周りにいる人は同じ言語で話ができるとどこか無意識に思っていますから。
その思い込みを、一旦横に置いておきます。

では「国」が違う相手は一体どちらご出身の方なのか。
国家以前に実は出身の「星」が別なんです。
全然理解できない人のことを「異星人」みたいに言うことがありますが、ここではそのように揶揄する意図はありません。
単に、出身の「星」が違う。
だから言語構造どころか文化とか価値とか常識とか法とか、社会の中で無意識に自分が培ってきた全てのものが、異なるわけです。
お。「星」が違うと分かったらかなりフラットに見つめられるようになりました。

で、このあたりまでは何年も前から何となく思い至っていたのですが
最新アップデートでもう1段階進みました。
別の「星」のある世界は「スター◯ォーズ」なみのバリエーションに富んでいるんです。

私個人としては、別の星出身の方、というアイディアだけではちょっともんやり感が残っていて
そのもんやりの理由は「地球 及び 別の星」という構図にあったのではと思い至りました。
「自分側」と「それ以外」の1対1の構造だと、どうしてもバリエーションに欠けてしまい、
「それ以外」に含まれる要素を自分の経験値の中で固定しがちなんです。

チューバッカもジャージャービンクスもジャバザハットもいて、それぞれの出身の中でも個性や地域文化があるのに
「えっ別の星ってつまりナブーのことでしょ?」みたいに無意識に思ってしまいがちだったなぁと(反省

思考として必要だったのは、いつでも最新版の「別の星出身の方」について情報更新していくことでした。
「日本」から離れ「地球」から離れ、見た目や言語や習慣が違う目の前にあるものについて「そうなんですねー」とアップデートすること
それだけで自分自身の心の在り方がかわるし、
受け入れなきゃとか理解しなきゃとかでもなく、逆に戦って勝たねば!でもなく、いられると思います。

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。