動き続ける肋骨!
キャシーに「パワフルな高音で1曲歌い切りたい」というテーマでレッスンを受けた際に
肋骨の動きと「呼気時の吸気的傾向」について気付けたことがあったので
今回はそんなお話です。
別の内容でキャシーにレッスンを受けた際に
「S」で息を吐き続け、吐き切ったところで鼻をつまみ、ちょっと待ってから手を鼻から外す
というウォームアップ的なことをしたのですが
(これは、無理やり息を吸わなくても息は入ってくること、その際に身体にどんな動きがあるか知るものです)
その後歌をうたってみて、息を吐いている最中に、とあるポイントから肋骨の動きが止まることに気付きました。
前述のウォームアップで肋骨がどのくらい動くのかを丁寧に体感していたからわかったのですが
その日の私は、動きを無意識に止めてしまっているポイントからどうやったら動くようになるのか分からなかったんです。
(キャシーには「動かないはずないでしょ」って顔をされましたw)
そして上記の、パワフルに高音を出し続けたいというワークの際に
前々回の「逆ラジオ体操呼吸」と「S」で息を吐き続ける運動をするよう言われ、
その流れで課題の箇所をうたったところ、かつてなく楽な状態で満足のいくボリュームが出たんです!
やってみて気付いたのは、「呼気時の吸気的傾向」をうたう際に無意識に「ずっと」やっていて
息を吐ききり肋骨をたたむことをしていなかった ということです。
だから少し息を吐いたところから肋骨が拳上したまま動かなくなり、
ずっと吸気筋と呼気筋(恐らく私の場合は横隔膜と腹筋群)が力を拮抗させて使いすぎの状況だったのでは
と考えています。
しっかりしたボリュームの高音はそもそもそれなりのエネルギー(息のスピード)を要するのに
それ以外のことで常時筋肉を酷使していたわけですね。
又、吐き切れていないので吸う時にも「頑張って」吸わないと吸えないような状況を作っていたはずです。
キャシーにも「ロングトーンのために肋骨を上げる動きは上手にできているのよ」と言われたので
その動き自体がNGなのではなく、
その後起こるはずだった動きまで止めていたことが
私の課題を作り出していると見えたのだと思います。
「楽にボリュームが出せた」と感じた時、
動きとしては「フレーズの最後で上体が浮いてくる」ような体感がありました。
本来息を吐いた際に起こるはずの動きが起きた結果「逆ラジオ体操呼吸」で説明した動きがうたう際にも起きた、構造的に優位に身体を使えた
ということだと思っています。
パワフルに演奏したいのにすぐ疲れてしまう…という人に、
呼吸の際の動きから、力を手放していくヒントがいくつもありそうです^^また気付いたらシェアしますね!
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