緊張を手放す、自分との付き合い方
こんにちは!さらです。
キャシーの来日レッスンで緊張について考えるタイミングが何度もあり
その延長で思いついた向き合い方のヒントを書いてみたいと思います。
演奏で人前に立つ時に、その空間があることや、人がいるということ自体は否定しない方がいいですよね。
なぜなら、それは「事実」だから。
よく「人の顔をカボチャだと思え」てきなアドバイスがあると思いますが
(本当にそう思えるならいいんですが)実際にそこには間違いなく「人の顔」があります。
なので無視したり書き換えようとすると余計な負担が自分にかかるのではないでしょうか。
そういうことにエネルギーをかけるよりは、演奏にエネルギーを十二分に使いたいですよね^^
また、ATを勉強していてよく「その場にいる全員をご招待しながら演奏する」という話が出るのですが
個人的には会場で決して私の演奏にお招きしたくない人も、中にはいたりします。
で、そういう人の存在ってすごく気になるんですよねー。(ぐぬぬぬ
実際、いることはやはり事実ですし。
なので私は、そこに人が複数いることは認めつつも、全員を積極的に「お招き」しなくてもいい方向性はないものかと
ずっと考えていました。
それが「私は今日、この曲と仲良くするためにこの場に立っている」というものです。
演奏の場に立つために練習をして、アナリーゼして、トレーニングをして
様々な時間と考えを使ってきたのは、今日この場でこの曲が素敵だということを表現したいからです。
私自身が一所懸命にその場の誰かの心を変化させようと頑張っても
人の気持ちのコントロールは基本的にはできない、私の手の中にないものです。
でも、私がこの曲と仲良くすることで、この曲が会場の誰かと仲良くなる媒介にはひょっとしてなるかもしれない。
ならなかったとしても、私が演奏する曲と仲良くするためにうたうことは
私がそもそも歌をうたいたいという気持ちと相反しない以上に、私の目的の1つです。
自分と仲良くするための過程ともいえるかもしれません^^
誰かの評価が気になる、「感動」を「与え」なければいけない、失敗したら陰口を言われるんじゃないか
みたいな考えが緊張につながることは多いと思うのですが
コントロールできないものを手放して、自分と自分の演奏のことを考えるためのアイディアとして、こういう考えはありだと思うんです。
いいかもねーと思ったら、ぜひ今度の演奏で使ってみてください^^
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