【閑話休題】「できない私」プランほど実現してしまう

こんにちは。さらです。


閑話休題が続きますが、昨日のレッスンでものすごく実感したことが
前回の続きだなぁと思ったので、今日はそんなお話しです。

苦手なフレーズや音域、新しく試していることなどで
どうしてもうまくいかない!っていう時、
実はうまくいかなくしているのは私自身だった><というお話です。

これは歌や音楽に限らず他のすべてのことに当てはまると思うのですが
自分自身のプランの中に無自覚に組み込まれた「できない自分」の存在イメージが
けっこう自分のお邪魔をしに来やがります(苦笑

昨日BodyChanceで音楽的な練習法も含めアクティビティ・レッスンを受けている間、
「できないんじゃないか」「うまくいかなかった場合はこうなるだろう」
という想像(妄想?)が頭のすみっこでチラついていることが、途中から意識に上がってきました。
先生に提示されていたプランはどれも実行・実現可能なもので、
それを精査していけばやりたいことの実現に役に立つと理解はしていながら
最終的にやりたいことが「できない」、「いつもの」私に戻ろうとする力がすごく働いていたんです。


ちょっとだけ別のパターンの私のお話も。
以前、喉の具合が悪い時に受けたボーカルレッスンで
とりあえず出してみた声がカスカスで、でも「あぁ、私今日はカスカスなんだなぁ」という感じで
ただその状態の自分を自分で眺めながら歌っていたことがありました。
歌い終わった後で先生に、
「さらちゃん、今日の自分の喉に合った、もっと負担のない違う歌い方がさらちゃんは選べるんじゃない?」
と言われて、なるほど!私ただ事実を受け入れることばっかりに頭を使ってたんだ!と気付いたんです。

1度出た声は回収してやり直せないけど、やりながらより理想的な自分の使い方を探すことはできる。
それを「あ、ダメな日なんだな」で止まっていることはカスカスの発声を選び続けていることなんだなぁと。


プランに基づいた成功体験を重ねてこなかった私は、つまり「何となく」やってうまくいったりいかなかったりを繰り返していたので
どこか無意識下で「うまくいかない」自分のことを考え、怯えながら演奏を続けていたんだと思います。

BodyChanceでアレクサンダー・テクニークを勉強していて何度も
「本番にやりたいプランややろうとしているプランが絶え間なく沢山ありすぎて、自分をジャッジしてる暇も隙もない」
というようなことを聞いていました。
ずっと私は、いや、ジャッジしないでそれに怯えないで演奏とか無理に決まってんじゃん… と思っていたのですが
実際、演奏をし続けている間に自分の身体は絶えず変化していて
それに対しての指示を自分にあたえ続けていると、できない自分を選んでる暇なんてないんです。まじで。

なので、前回書いたような成功体験を重ねて
パフォーマンスの際に自分が本当にやるべきことを一瞬も逃さずやっていこう
と、少しずつ考え・できるようになっていくことは
練習だろうが本番だろうがいつだって私を成功のために助けてくれる私自身のツールになるんだと思います。


できなかった私は、これまでの「失敗した」という意識が習慣になって

意図していない時にもそっちに連れ戻す強いパワーが働いていたので、

「できない」ことを正確に実現していただけだったんですねー。

あと昨日の私について言えば、

音楽をやる上で細分化した技術の習得がこれまでめっちゃおろそかだった
という点も、思い通りの発声ができなかった一因でした。
そういう話も、また今度書きたいと思います^^

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。