審判をやめて試合をしよう。ついでにピン芸人になろう!
こんにちは!さらです。
今日のタイトルの頭は、ずっと私の何か書きたいことメモに書いてあって
でも私がそれができなかったので、書き出せなかったものです。
BodyChanceではアレクサンダー・テクニークを学ぶ手段のひとつとしてアクティビティ・レッスンというものを行います。
生徒が今日自分でやりたいことや興味のあることを持ってきて、実際にやっているところをみてもらい、教師の観察・サポートを元に自分で考察し、やることを選んでていく。
先生と生徒の個人レッスンのような形ですが、クラスの全員がその動きやレッスン内で起きていることを観察する。そういう感じのレッスンです。
私は、入学して半年くらいから1年近く、このアクティビティで自分がやりたいことが分からず、ずっと手を挙げられずにいました。
理由はいくつかあって、
音楽やスポーツや色んな分野で専門教育を受けた先輩トレーニーの前で自分が歌をうたうことにすさまじく抵抗感があった、
日常の動きを自分がレッスンに持ち込むほど自分のやっていることに興味がわかなかった、
自分の感じていることを口に出すと自分で再確認してしまうのがこわかった、
みたいなことが主立ったことです。
トレーニーも先生も、私の歌がうまいか下手かではなく、私が「何をしているのか」を観察しているのであって
私がジャッジされているわけじゃないということは頭では理解していましたし
私自身も他のトレーニーのやっていることや変化に関心を持ってレッスンを見ていたのに、
自分のやることにはそう言ってあげられていないことは、早い段階から気付いていました。
また、アクティビティは歌じゃなくてもちろんOKなのですが
生活の中での動きについても、普段の生活で考えられる動きはだいたい他のトレーニーのレッスンで見ていて
ひとがやったことを自分もやりたい、とちょっと言い出せない自分がいました。
それで、その間ほとんどアクティビティレッスンを受けず、
やりたいことがあっても動きではなく考えのことであったり骨格や筋肉の写真や模型を使ってやれることであったりをしていました。
(いやー高い学費がもったいない!)
この半年くらい、たまーに意を決して「歌をうたう」をやっていたのですが
うたおうとすると頭の片隅で「こんな下手なのに人前でうたっていいのか」という思いや
うたっていて失敗した発声やフレーズがどんどんのしかかってきて
また、歌のコミュニティで以前私が受けたひどい経験と「人前でうたう」ことがリンクしてしまっていたので
うたうことは恐怖や辱めに似たなにかのようになっていて、毎回ちょっとうたっては涙が出てうたえない ということを繰り返していました。
先日、クラスの後に、ここしばらく泣かずに歌のアクティビティ・レッスンが受けられている ということに気付いて
何が変わったんだっけ?と少し考えたんですが
それが、今日のタイトルなのかなーと思っています。
あ、私、自分自身の審判でいるのをやめたんだわ。
足がかりになったのは、日常の「どうでもいい」ようなことをアクティビティでやっていいと思えるようになったことです。
音とりで音叉を使う時の手の動きが気になる
会社で椅子に座った後の股関節に違和感がある
家で本を読んでいる時やだらだらしている時のもっと楽な姿勢を追及したい みたいな。
ずっと他のトレーニーのアクティビティを見ていて構造的・外形的に理解しつつあったことを
自分の興味のもとで自分の身体を通して自分の認識にする、という積み重ねが
ジャッジする「審判」から実験に向かう「プレーヤー」に私の思考を変えつつあるんだと思います。
その実験の面白みは、歌をうたう私の身体でも得られる経験だということに、言葉的に理解はしていなかったのですが、私の頭は気付いていたんだと思います。
なので、ちょっとずつ
うたう時に背中を縮めていることが気になってます
新しい発声を試しているんですが私はどんなことをして見えますか?
もっと腹筋をパワフルに使って声を出すアイディアがほしいです といったことがいえるようになってきました。
「審判」の割合が減ってきて初めて理解したんですが、
ただ必要だったのは、レッスンの場が、クラスが、安全で自由に実験ができる場だということを、誰もジャッジしないということを、
自分自身で受け入れるという選択をすることだったんだなぁと。
それを「選べない」という自分を私がずっと選んでいただけだったんだろうな、と思いました。
そしてタイトルに戻るのですが、試合をすることは勝ち負けの場に立つことではないんですよね。
もしくは、勝たなければいけないものでもない、何を勝ちと設定するかによって変わる ものです。
自分の本当の願いや望みとつながっている試合をするのが私のやりたい試合じゃーん♪
あと、ピン芸人になりたい話!
以前クラスで愛子さんに
「さらちゃんは自分の中でコンビ芸人をしていて、相方のツッコミをずっと聞いてるから
いや、私ピン芸人になるんで!ちょっとそのツッコミ置いといて自分のすきなことするわ ってしたらどう?」と
提案してもらったんです。
すごく好きな表現だなーと思って大事にあたためて(←)おいたんですが、
ついにワタクシ少しずつ、ピン芸人への道を歩み始めたわけなんです^^
0コメント