「リズムを作る」を考えてみよう

こんにちはー。さらです。


初心者アカペラーさんに読んでいただきたいブログ

今日はリズムをどう作りたいか編です。


リズムの話って音の認識以上に個人の深いところの話だと私は感じていて

うかつに書けないなぁといつも思っているのですが

先日ちょっとさら的に面白い体験をしたので、今日は思い切って書いてみようかと思います。


合唱経験のあるアカペラーさんは特につまずきがちなのが、リズムだと思うんです。

指揮者、いないので^^

アカペラはメンバー全員が指揮者・全員で合わせて個々人もリズムを作る みたいなことを教わることも多いのですが

正直、私はアカペラを始めた頃「え…なにそれ意味わかんない難しい…」てなっていました。


指揮者がいることに慣れていると、自主的に音楽を作ることやリズムを認識することから少し意識が離れてしまいがちです。

(そりゃあもちろん、指揮者と全然違うことしたら、音楽がとっちらかりますもんね!)

で、突然「自分でリズムを」て言われても、「え、作るんですか…リズム…??」ってなってしまって。。

「リズムを作る」って、私には少しハードルが高く感じる言葉だったのかな、と最近は思います。


冒頭に書いた先日の面白い体験、というのは

あるプロのミュージカル系女優さんのコンサートに行った時のことで

「あ、どういうリズムの認識で歌をうたっているかって、こんなに外に現れるものなんだ!」って実感したことなんです。


ある曲で、会場全体で表拍で手拍子がおきていました。

私も手拍子をしながら「この曲だったら表拍・裏拍、どっちでリズムに乗っても楽しそうだなー」と思ったので

頭の中で裏拍で拍子を刻もうとしたら…うまくいかなかったんです!(あれっ!?


バッキングは生演奏なので機械的に入力された音源ではなく、

歌い手さんも長く活躍されている方で一辺倒の歌い方ではありませんでした。

でも、その曲に関しては裏拍で拍子が入る隙が全く感じられなかったんですね。


その時「なるほど!歌い手が明確に表拍のノリを意図していると、聞き手の体感もそうなるのか」

と妙に納得してしまったんです。


アカペラで演奏する曲の多くは、メトロノーム的に完全なインテンポではなく

スイング感や、スイングとまでは言えないけれど振り子的に重さ・深さ・スピード感が各拍の中で変化します。

(特にジャズ・ポップスですね!)

クラシックは明確でかっちりしたインテンポが求められますね。


どういうリズムにしたいと意図してうたっているのか、

それを演奏中に頭の片隅に置いておくだけでも、「リズムを作る」ことになるんだと思うんです。

また、リズムに関する意図を自分で表現するように意識していると

だんだんメンバーの意図も見えて、お互いの主張をアウフヘーベン(!?)できるようになっていきますよ^^



ふんわりした話になったので「えーー意図ってよけい難しいわ!そもそも拍がどうとかわかんないし」

みたいに感じた方もいらっしゃるかもしれません。

例えば久保田早紀さんの「異邦人」(若い方はご存じないかもしれません…!gkbr)みたいに

イントロ前後半・AメロBメロ・サビとひたすらリズムが変わる曲なんかで

自分はどういう風なリズム構成だと考えるかなーって踊ったり(笑)してみてください。

少なくともサビだけはリズムの刻みが違う、という曲はよくありますし、

探して踊ってるうちに感度が上がってきますよ^^

踊り疲れたら、ぐでーっと休憩してくださいw

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。