いい姿勢になる体操を考える その②

こんにちは!さらです。

歌うときにいい姿勢になる体操について考える2回目です。


前回、脱力するなら関節単位にしたらいいかもっていう話でまとめました。

書きながら久しぶりに自分で「6段階」をやってみて思ったのですが

目立つ関節から大きく曲げていくと「やった感」はすごくあるんですね…なるほど。

で、さらにそこから進んで、

本当にゆるんで伸びていくこと・自然な姿勢に戻ってくることに注目してみたいなと思います。 


今回も骨格のことから考えてみたいのですが

身体の中心というか軸になっている骨格(軸骨格)は

頭蓋骨・脊柱・肋骨・胸骨です。

「6段階」でまず脱力を始めたのは付属骨格である腕や脚のあたりが中心でしたね。

せっかく脱力やストレッチを目指すなら、身体のど真ん中からいきたいなーって気がしませんか?^^ 


そこで!前置きが長くなりましたが、本日ご紹介したいのは

「ロールダウン」&「ロールアップ」です☆ 


脚を肩幅くらいに開いて、頭のてっぺんからゆっくり脊椎1つずつがはなれていくように前側に曲げていく

腕は重力に従うだけ、ひざや脚の付け根は痛かったら曲げてもOK、というふうに。

股関節まで曲がったら、ゆっくりそのまま呼吸してもよし、重力を感じてもよし、

好きなタイミングでさっきの逆をやって戻ってくる。

(アップの時は前回の⑥のように骨盤の上に脊椎が1つずつ乗っていくイメージは使えると思います)。


この時、ダウンもアップも「頭が先導して動く」ことを意識してやってみて頂きたいです^^

ダウンの時は、頭と脊椎の接点である耳と耳の間あたりが頭上を乗り越えて前に向かうような意識だと思っていて、

私は「もののけ姫」のラストでシシ神さまが頭を取り戻しに降りてくるところをイメージしています。 

あと龍が飛ぶイメージとか。

そしてアップの時も「頭が先」というのは

脊椎を積んでいくのと相反しそうでちょっと分かりづらいのですが、

どんな動きの時も、頭は最初に動いてバランスをとってくれているので

頭が繊細に自由に動いてくれていることで今動かしたい場所がスムーズに動かせる、

という考え方でもいいのかな、と思っています。

(実際、首や後頭部に力を入れて上体を起こしてみるのと、そうでないのとの違いもぜひ体感してみてください)。


ぐいぐい伸ばしたり無理やり落としたりしなくても、静かにゆっくりこれをやるだけで

かなりストレッチされて呼吸も楽になると思います!




余談:これを書きながら、頭から動けるから脊椎が積み上がって起きてこられるー

と思ってロールアップしたら、めちゃくちゃ上がりやすかったです。

何度となくロールダウン&アップはやっていますが、いつも新しい体験があります!

まっさらのさら

アカペラーさら(アレクサンダー・テクニーク教師資格取得に向け勉強中!)の日々の発見・気付きをシェアするブログ。